田辺功のコラム「ココ(ノッツ)だけの話」
(402)看護師さんのがんばりに感謝
新型コロナのおかげでオンラインでの講演会や会議が増えています。出かけずに済むのでラクチン、と思った時もありましたが、最近はやはり物足りない感じが強くなっています。何しろパソコンの扱いが完璧ではなく、どこかに触れたのか、急に画面が変わったり、音が出なくなったりであわててしまいます。緊張しているのか、 2時間も向かってた後は疲労困憊と言ってもいいほど。対面がなく、オンラインばかりの授業と言う学生さんには同情を禁じえません。 6月と 7月予定のワクチン接種が待ち遠しい日々です。
昨日 5月 9日にはオンラインの「看護の日トークイベント」がありました。旧厚生省が1990年、フローレンス・ナイチンゲールの誕生日 5月12日を「看護の日」と決めてから毎年、その日の前後に日本看護協会のイベントが企画されてきました。コロナで看護力不足も懸念される満30年の今年は若い人たちに看護の魅力を訴えました。
トークイベントには看護師役も演じたという女優の志田未来さんと、今年の看護の日ポスターのモデルも務めた男女 2人の大学看護学部 2年生、そして 2人がインタビューした東京都内の病院の男女 2人の専門看護師が登壇しました。
女子学生が訪ねたICU(集中治療室)の男性看護師は「一歩先の看護を心がけています。痛みが出たら、血圧が下がったらすることの前に、そうならないようにする。重症の患者さんが元気で家に戻れるように」と。
感染管理部の女性看護師はまさにコロナと対決しています。「病棟の感染対策と評価をし、職員や病院を訪れる全ての人、患者さんを感染から守るのが仕事です。協力しあい、精一杯やっています」
学生も志田さんも看護のがんばりや奥深さに驚いた様子でした。志田さんは「私たちもウイルスを持ち込まないようしっかりしなきゃあ」などと感想を述べていました。
コロナの重症者が増え、緊急事態宣言下の大阪府をはじめ、病院の対応が限界に達しています。一番大変な看護師さんに感謝するとともにその健康も心配です。