田辺功のコラム「ココ(ノッツ)だけの話」
(347)さあどうなる新型コロナ
新型コロナウイルス肺炎がますます深刻な問題になっています。中国は収まってきたものの、イタリアやフランス、スペイン、ドイツなど欧州の感染は拡大中です。国境を封鎖する国がどんどん増え、鎖国国家が続出しています。
世界全体で感染者は31万人、死者は1万1000人にもなりました。感染の一番は8万1000人(26%)の中国、二番目のイタリアは5万3000人(17%)。死者は逆にイタリアが4800余人で中国の3200余人を上回りました。スペイン、イラン、フランス、米国と続きます。
テレビ報道は似た情景のくり返しですが、毎日ひどくなっています。患者があふれ、疲れ切った医師や看護師、外出禁止令や封鎖で無人の街、楽しげな観光客と、対照的ないまの風景、などです。
感染拡大を防ぐには移動制限がある程度は効きそうです。中国政府が武漢で2カ月実施して収まったことが根拠です。ただし、イタリアなど欧州は失敗していますが、中国より感染力が強まった変異ウイルスの可能性があります。死亡率が高いのは高齢者が多いからと単純には言えません。
政府は密閉空間、密集、密接を避けよう訴えています。その効果か、日本は海外諸国に比べると感染は少ない感じです。ただし、これはたまたまの幸運だったかも知れません。万一、欧州からの、あるいは日本で変異した強いウイルスが出れば、これから感染爆発も十分ありえます。メディアも感染を報じるより、各病院の治療法の違い、効果的な治療で死亡率を下げている病院の発掘、などが課題になりそうです。
気がかりはアフリカや南米では初めての感染者や死者が出始めています。これから感染拡大が始まる可能性が高い、と思われます。常識では、出入国禁止の国がいくつもあるなかでのオリンピックは不可能でしょう。いや、我が身を考えると、それよりは、一刻も早い世界収束宣言です。