田辺功のコラム「ココ（ノッツ）だけの話」

（４０７） コロナワクチン 1回目を接種しました

　先週、私も家内もようやく第 1回目の新型コロナワクチン接種を受けることができまし た。65歳以上の高齢者枠で、家内が 6月10日、私が11日でした。2回目接種は 2人とも7月5日の予定です。1 回目接種の高齢者は11日時点では31％でその中に入りました。
　住んでいる市は開業医の他 3カ所の集団接種会場を設けています。指定時間に行くと、すでに20人ほどが間隔を空けて並べられたイスに座っており、私はその組のしんがりになりました。自宅で記入してきた問診表の確認の後、また少し待ち、その奥に用意されたドア付きの狭い部屋で、年配の女性医師（あるいは看護師さんかも）にワクチンを打ってもらいました。チクッとした痛みです。再び確認コーナーがあり、裏表にワクチン接種後の注意点を書いた厚生労働省の印刷物をもらいました。そのあと、すぐ横のイス席で特別な症状がないかどうか15分ほど様子を見て終わりです。全部で4 、50分かかりました。
　高齢者相手は結構大変です。私の何人か前の女性は接種しないまま確認コーナーに並んだようで指摘を受けていました。全国では、同じ会場で 2回も接種した話なども報道されています。職員は接種券などを見なかったのでしょうか。
　新型コロナは想定外の感染症です。死亡率がインフルエンザの何倍も高く、とくに高齢者は要注意です。若い人でもだるさや感覚異常などの後遺症状が残ることがあります。さらに困ったことに感染しても無症状の人が多く、その間にウイルスをまき散らします。マスク着用、三密を避ける、は必要ですが、万全とはいえません。
　私は当初、ワクチンの登場は数年後と思い、国民の半数以上が感染しないと流行は止まらないだろうと考えていました。ファイザー社やアストラゼネカ社などの研究者のアイデアに敬服です。日本は感染率が各国より格段に少なかった分、ワクチンの役割がより重要でしたが、なぜか政府の対応は遅れ放しです。 7月にオリンピックを実施するなら、迎える国民はワクチン接種済み、であるべきなのに11月とか年内が目標ですから信じられない思いです。